防犯性の高い鍵とは何?
~交換するならば自分にあった鍵に~
~交換するならば自分にあった鍵に~
鍵を交換するなら防犯性の高いものを選ぼうといわれてもいまいちよく分からない方も多いと思います。賃貸のマンションやアパートであれば、引っ越し時に大家さんが鍵交換をしてくれていると思うので、自分で中々鍵について調べて交換するという方も少ないと思います。
鍵を紛失した際に鍵交換を検討しようと思っていても、鍵屋さんの提案してきた鍵を素直につけておくほうが安心と思うかもしれません。でも少し知識を頭に入れておくだけで、自分にあった予算で納得できる鍵に交換ができるでしょう。
まず「防犯性の低い鍵」の状態から上げています。ご自身の今の玄関の鍵を見ながら確認していってください。
1つ目は、シンプルなディスクシリンダーやピンシリンダーと呼ばれるタイプの鍵がついている場合です。この鍵は日本国内の住宅で一番設置されている鍵で、見た目の特徴は山型でギザギザとした形になっています。鍵のピンと呼ばれる部品が一列に単純に並んでいるだけなので、構造がシンプルであり簡単にピッキング開錠ができてしまうため防犯性がとても低く危険といわれています。構造がシンプルということは故障しても簡単に修理が行うことができるため、長年同じ鍵を使い続けている方も多いと思います。しかし、少しピッキング開錠の仕方を覚えてしまえば誰でも簡単に開けられてしまうという程防犯性は低いので、この鍵の場合はすぐに交換すべきでしょう。
2つ目は、古い鍵や壊れている鍵を使い続けている場合です。1つ目でも述べましたが、古い鍵というのは構造がシンプルである可能性が高く、特に15年~20年前から同じ鍵を使い続けている場合、泥棒の技術を使えば簡単に開けられてしまうかもしれません。そして古い壊れた鍵をそのまま使っている場合も危険です。突然鍵が使えなくなる事や泥棒にも狙われやすくなります。泥棒の認識では壊れている鍵を使用している=防犯意識が低いと捉えられることがあり、玄関以外の勝手口やお風呂等から侵入してくる場合もありますので、注意が必要です。
では防犯性の高い鍵とは何か。大きく分けて2つの鍵のタイプがあります。それはディンプルキーと電子錠です。最近建てられたマンションや住宅にはこのタイプの鍵が設置されていることが多いです。
ディンプルキーはディスクシリンダーやピンシリンダーと違い鍵の構造が複雑でありピッキング開錠に時間がかかります。見た目の特徴はゴルフボールの表面の丸い模様のようなものが鍵に見られます。
電子錠は名前の通り電気や電池などで動く鍵であるため、物理的に鍵穴がありません。その為ピッキング開錠ができない為、泥棒に狙われにくく防犯性の高い鍵といえます。